Singer-Songwriter · 千紘 Official

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生活は面倒

セルフライナーノーツ

2024年5~6月に書いた曲。
上京して一人暮らしを始めて3ヶ月目の頃でした。
新しい環境、慣れない街の景色。
生活を成り立たせることって意外と難しいことに気づきました。
忙しなく過ぎていく日々をこなしていくのに精一杯で、生活のひとつひとつが雑になってしまっていました。
余裕がなくなると自分自身の心も生活も大切にできなくなってしまって、その状態がさらに自分を追い込んでしまうなと思います。

「カーテンの隙間から街灯が 私と世界の間に線を引いた」
この歌詞はベッドの中でうずくまっている私と、少し開いたカーテンの隙間から見える街灯の光や人の流れとの間には、明らかな境界線があるなと思って書きました。

学校に行けば友達がいて、実家に帰れば家族がいて、ライブハウスやSNSにはいつも応援してくれるあなたがいる。ひとりじゃないのに孤独を感じる。
その精神状態が一番寂しいなって思います。
こういう精神的なことも含めて、生活ってあまりにも面倒だなと思って「生活は面倒」というタイトルをつけました。このタイトル、ちょっとびっくりされがちなのですが、心身の疲れから来る余裕のなさを描いた曲にはぴったりだなと思っています。曲中では「生きるは面倒」タイトルでは「生活は面倒」としていることに対して深い理由はなくて、直感です。たぶん、音に乗せたときは「生きる」がよくて、文字で見たときは「生活」がよかったのだと思います。

私自身、この曲の存在に何度も救われました。心も体も疲れて動けなくなってしまったときには、よくこの曲を聞いたり歌ったりしていました。うずくまっていても時間は流れて、朝が来て夜が来る。無気力でも、疲れていても、なんとか生活していかなくちゃいけない。そんな日々に寄り添ってくれるというか、そんな日々を肯定してくれるような歌になりました。

始まりは、私が私に向けて書いた私のための歌だったけれど、こうして音楽として世に出すことで聞いてくれた誰かのための歌になる日が来たらいいなって思っています。

歌詞

心が枯れていく音がした
食生活 部屋の乱れ
好きだった歌も今はいらない
塞ぎ込みたい そんな夜

カーテンの隙間から街灯が
私と世界の間に線を引いた

何を失ったわけじゃなくても
ふと訪れる闇に飲み込まれる
ひとりじゃないのに孤独を感じて
あぁ 生きるは面倒だ

心に素直に生きたら
楽な方へと逃げるだろう
大切にするって難しくて
傷つけたこともあったよな

ビルの影 沿うように歩いていく
私が嫌いな私を生きている

生活のなか 過ぎゆく景色
言い訳なんかしたくはないけれど
強がることにも体力がいる
あぁ 生きるは面倒だ

三角座り ワンルームで
雑なご飯を食べ 生命維持
無気力がデフォルト
先が思いやられるね

カーテンの隙間から街灯が
私と世界の間に線を引いた

何を失ったわけじゃなくても
ふと訪れる闇に飲み込まれる
ひとりじゃないのに孤独を感じて
あぁ 生きるは面倒だ

作詞作曲 千紘